top of page

福の岬とダシノカゼ

「神明崎ふくふく」が目指すこと

気仙沼の海と山、その交わりに立つ神明崎。
そこは、時間がゆっくりと流れる場所。
五十鈴神社の古い木々を揺らす潮風に、
思い出がそっと息づいている。

「ふくふく」は、そんな崎に生まれた、なつかしくて新しい場所。
子供たちの笑い声、遠くを見つめる老人の瞳。
過ぎ去った時間と、これから始まる時間が重なる。

祭り、歌、手仕事。
それは、失われかけた記憶の断片。
「ふくふく」は、それらを拾い集め、編み直す場所。
過去と未来をつなぎとめる、港のように。

海を見つめる人、空を見上げる人。
「ふくふく」は、それぞれの心に灯りをともす。
いってらっしゃい、おかえりなさい。
背中を押す風に、旗が舞い、
祈りと喜びの歌が聞こえてくる。


「明日もいい風、吹きますように。」

ふくふくロゴ-1 1

これまでの歩み

2023 年3 月気仙沼市官民協働事業「気仙沼まちなかエリアプラットフォーム」の取組みの中で、民間発意によって神明崎エリアの魅力向上を「気仙沼まちなかエリアビジョン」に位置付けた。
fukufukutoha_web02 1
2023年7月から斉藤道有(アーティスト)、泉英明(HBP)、尾崎信(ネイバース)を中心に、神明崎にある五十鈴神社とコミュニケーションをはじめ、神社運営と地域コミュニティの課題を把握しながら「神明崎プロジェクト」を立ち上げ、複数の社会実験を提案。景観と自然環境整備のための剪定、ランドマークとしての夜間照明の設置を行った。
 
同年9月末から翌年1月にかけて、利用頻度の乏しかった社務所の一部を使って、期間限定のカフェ「五十鈴茶房」を開店。斉藤と遠藤恵里子(かもしか堂)を中心とした、クリエイティブチーム「TimeTravelers」によって、古材の活用による空間デザインと最小限のリノベーション、カフェメニューの開発、コミュニティ文庫の設置、地域文化の座談会など、今後の神社の可能性を広げるテーマを展開し、市内外から注目を集めた期間限定のカフェは賑わいをみせた。

2024 年にはいると、斉藤は神明崎にある2つの洞窟「管弦窟(かんげんくつ)」と「龍神窟(りゅうじんくつ)」の調査を専門家とともに実施し、8 月には海中鍾乳洞の管弦窟をボートで体験するツアーを開催。募集から2日で完売し、反響の大きなイベントとなった。
fukufukutoha_web03 1
それから間もなく、神明崎プロジェクトの2年間の成果と課題をまとめ、五十鈴神社への報告会を開催。神明崎における新しい収益事業の可能性を話し合った。その結果、持続的な神社運営に想いを抱いていた五十鈴神社禰宜(ねぎ)の神山昌宏は神明崎プロジェクトへ参加し、新しい事業を協働する決意をする。

これにより、斉藤と神山を中心にクリエイターと神社が協働して「地域文化とコモンズの再生」を目指すプロジェクト「神明崎ふくふく」の立ち上げと、その拠点となるカフェを社務所にオープンすることとなった。 
Rectangle 1
一、
地域の日常に開かれた場と、来訪者の目的地となる場を創造すること。
一、
祭りとコミュニティを再興し、世代をつなぎ持続可能な形式を探求すること。
一、
気仙沼の地域文化を再編集し、港文化の魅力を伝えること。
 神明崎ふくふく
@shinmeisaki_fukufuku
instagram_icon

喫茶ふくふく

Open 10:00 Close 16:00

定休日:水・木曜(祝日は営業)
TEL 070-8329-0753

神明崎ロゴ
instagram_icon
mappin_pin_map_icon.png

Shop

bottom of page